これからの季節、冷やさないように…【その1】

12月に入り、ますます寒くなってきました。最近、寝違い、ぎっくり腰、肉離れ、こむら返りなどで来院される方が特に増えています。これらの原因の一つに冷えがあげられます。
そこで、今回は温めることの重要性について、お話しをしましょう。

みなさんご存知の輪ゴム。常温では、とてもよく伸び縮みしますが、冷凍庫に長時間入れておいた輪ゴムを伸ばすとプチっと切れたり、伸ばされたままになってしまうという経験があると思いますが、筋肉も同じで、冷えた筋肉は固くなり伸びにくくなります。
このように冷えた筋肉を無理に動かす(伸ばす)ことで、肉離れや寝違い、ぎっくり腰になる要因の一つになります。

体熱は人間に不可欠なものということは、みなさんご存知のことですね。冷えは病気を治しませんが、冷えを改善し身体を温めると病気に対しての抵抗力が向上します。
ケガをした時などの痛みの鎮静や炎症が広がるのを止めるするために一時的に冷やすこともありますが、その部位(患部)を麻痺させているだけです。冷やしは痛みを一時的に軽減しますが、治してはいません。

治すには、温熱の作用が必要になるのです。冷えは万病の元と言われているように、冷えからくる病気は多々あります。人間の正常な体温は約36.5℃ですが、1℃下がるとガンが発生しやすいレベルとなり、36℃より少し下がるだけでも多くの病気の発生率が上がると報告されています。

体温が下がることは、アトピーやその他の皮膚疾患、生理不順や性疾患、肥満症、内臓脂肪症候群、消化器・循環器系疾患など数えきれないほどの病気の元凶なのです。だから、人間から温熱を取り除いたら必ず死に至ります。
したがって、代謝による温熱の発生や温熱保存が出来る体質改善は、年齢に関係なく必要となってくるのです。

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