嫌な経験!どうして足がつるのか?【その3】

食生活での栄養素の偏りを改善することも大切ですよ。ミネラル分が不足しないように野菜や果物、海藻、牛乳などをしっかり摂りましょう。
特にマグネシウムが不足すると筋肉を伸縮させる時、縮めるのはいいのですがそこから伸ばすことができなくなり、縮まりっぱなしになる(つった状態になる)そうです。市販の海洋深層水などには、マグネシウムなどのミネラル分が豊富に含まれているのでを常飲するのもいいと思いますよ!他にカリウムが不足すると同じく筋肉のけいれんを起こしやすくなるので、カリウムが豊富に含まれるバナナを食べるのもいいですよ!
また、足がつりやすい人では、ビタミンB1やタウリン(アミノ酸の一種)の不足が指摘されています。ビタミンB1は豚肉、豆類、牛乳、卵などに、タウリンは、イカやタコをはじめとした魚、貝類に豊富です。
スポーツをする時は、運動前後に十分なストレッチを行い、水分補給には、ミネラル分を豊富に含んだスポーツドリンクが、電解質のバランスを保つのにも有効ですよ。特に汗をかきやすい人は、スポーツ時に限らず普段から水分を適度に補給することを忘れないでくださいね。

足がつるだけを、目的に治療する場合に、薬を使うことがあります。 整形外科などでは一般的に筋弛緩薬が処方されますが、漢方薬で芍薬甘草湯という薬があり、非常に良く効きます。(漢方薬といえば、飲み続けてゆっくり効果が現れてくるものが多いのですが、この薬は速効性がありとても有効です)
 つってから内服してももちろん効果がありますが、予防的に寝る前にこの芍薬甘草湯を内服しておくと足がつりにくくなります。
 ドラッグストアで販売されていますが、お薬を使う時は、必ず医者や薬剤師に相談し、指示に従ってください。

わかっていただけましたか?ちょっぴり長いお話になってしまいましたが、ご自分に合った予防法や改善の仕方などを見つけてください。

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