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肩こり・腰痛の簡単なおはなし【その2】

 前回のお話で肩こりや腰痛の原因がわかってもらえましたか?一段と秋が深まり、朝晩めっきり寒くなりました。こんな季節の変わり目になると肩こりや腰痛が悪化する人が増えてきています。
 では、なぜなのでしょうか?このことについて、今回はお話ししましょう。

その1:朝晩と日中の気温差

 一日で5〜10℃もの気温差が肩や腰への刺激となっています。気温の変化は身体にとってストレスであって、筋肉が冷えて緊張し硬くなります。そうなることで周囲にある血管や神経を圧迫するからです。(このことは前回のお話に書いてあります)
 肩こり・腰痛だけでなく、寝違いやぎっくり腰で来院される患者さんが多くなってきています。これも冷えが原因の方が多いです。寝ている時に、首元や肩口が知らずのうちに冷えて筋肉が硬直し、寝返りをした時や起き上がろうとした時に負傷してしまいます。
 寝る時にタオルを首に巻きつけるだけでも、首元は暖かくなるのでいいですよ。実は、私も巻いて寝ています。

その2:生活パターンの変化

 寒くなると部屋の中で過ごす時間が増えることで、同じ姿勢で過ごしていることが多くなります。身体を動かさない=楽と思いがちですが、ホントは特定の筋肉に負担をかけているんです。
例えば、イスに座っている時と直立で立っている時の腰への負担を比較すると1.4倍座っている時の方が大きく、またパソコン操作時や読書時に頭を前に傾け続ける姿勢は、頭の重さの3倍の負担をかけていると言われています。このことが、筋緊張⇒疲労することで痛みやコリを引き起こします。 ストレッチや身体を動かしてください。
 同じ姿勢を取らない・不良姿勢を取らないことが肝心です。

 いずれにしろ、身体を冷やさないことと動かすが一番です!これからますます寒くなりますので、ご自分の身体のケアを十分にしてくださいね。

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