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嫌な経験!どうして足がつるのか?【その1】

まずは、筋肉が「つる」メカニズムを説明しましょう!

 「つる」というのは、筋肉の緊張・弛緩を調節する筋紡錘という感覚装置が上手く働かず、弛緩調節が鈍り、これが原因で突然強い痛みを伴って筋肉の急激な収縮・けいれん起こしている状態なのです。(ちょっぴり難しかったかな?)

どこがよく「つる」のかな?

 足の裏や、背中などをつる場合もありますが、主にふくらはぎの腓腹筋という筋肉がつる(こむら返り)ことが多いですね。
 あまりにけいれんがひどいと、肉離れ(筋肉損傷)状態になることも…こむら返りは日常で起こることですが甘く見てはいけませんよ!

では、原因はなんでしょうか?

 どんな時に多いですか? 寝ている時、スポーツをしている時、特に何もしていない時 etc.

普段から身体に無駄な力が入っているからです!

 夜中に足がつるのは、多くは筋肉の疲労によるものといわれています。とくに運動をしていなくても、日常生活での疲れが積み重なって起こったり、普段と異なる動かし方をしたことで足がつる可能性もあります。 また、何も病気が無くても、急に伸びをした時などに、反射でつることもあります。
 疲れた筋肉は、通常は緩むものですが、過度の刺激を受けると強く収縮し、足がつる原因となります。
 また、筋肉の冷えによる血行不良も筋肉を収縮させることから、足がつる原因として考えられていますが、いずれも病的なものではありません。

筋肉には、ミネラルが必要不可欠なんです。

 その他には、多量の発汗や下痢などによる脱水状態などで電解質(カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラル)のバランスが崩れることによるもので、神経や筋肉が興奮しやすくなって足がつる原因になります。 降圧剤やホルモン剤などの薬剤が原因となる場合もあります。
 筋肉には、このミネラルが必要不可欠なんです。
 頸椎や腰椎などの神経の病気、変形性膝関節症など、筋肉、神経、血液、関節などの外科的疾患や糖尿病などの内的疾患が原因となるケースもあります。

続きは 嫌な経験!どうして足がつるのか?【その2】はこちら > 

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