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いまテレビや雑誌で話題の『ヒートショックプロテイン』って、なに?

Heat Shock Protein (HSP): 熱ショックタンパクとも呼ばれています

 私たちの身体の約60兆個の細胞のほとんどはタンパク質で出来ています。 私たちの身体に熱が加わった時、その「熱」というストレスから身体を防御しようとして増える特殊なタンパク質のことで『ストレス防御タンパク』とも呼ばれています。
 また、熱以外にも圧力・精神的ストレス・放射線・紫外線・pH・活性酸素などの様々な身体に対するストレスでも増加し、傷ついた細胞を修復してくれる働きを持っています。  ほとんどすべての生物自身がこのHSPで、これらのストレスから身を守っています。そしてその「熱ストレス」がHSPを最も多く増加させる要因となっています。

現在HSPは、各方面から注目を集めています

 つまり、HSPが増加することによって、感染・疲労などで傷つき構造がおかしくなったタンパク質の細胞を修復して元の元気な細胞にしたり、ガン細胞や病原菌を攻撃するナチュラルキラー(NK)細胞の活動を活発にしたりして、免疫力を高めてくれるので、ガンなど様々な病気やケガの治療の他、スポーツトレーニングや美容に応用され、またバイオ科学の観点から植物の生育に応用されるなど、現在HSPは、各方面から注目を集めています。

42℃程度の加温で効果

 本来生物は、自分自身で治す力(自然治癒力)をもっていますが、このHSPを増やすことで治癒が非常に促進されます。
 HSPを増やすには、42℃程度の加温で効果があります。ただ表層部(皮膚など)を温めるのではなく、身体の深部から温める必要があるので、サウナ、岩盤浴、ゲルマニウム温浴等が効果的とされています。

高周波治療器(INDIBA activ インディバアクティブ)が効果的

 当院で使用している高周波治療器(INDIBA activ)には、疼痛を緩和する非熱作用と温熱作用の2パターンができるので、温熱作用を用いて短時間でこのHSPを増加させる効果があり、骨折・捻挫・打撲・脱臼・肉離れなど外傷の治癒の促進や、筋肉痛の軽減、腰痛・肩こり・ひざ痛や関節拘縮の緩和などに使用し、患者さんから好評をいただいております。

INDIBA activ についての詳しいことはこちら > 

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